本記事の内容
- SESに就職するべきではない5つの理由
- SES以外のエンジニアとして働く3つの方法
世の中には様々なIT業界がありますが、その中には「SES企業」も多いのはご存知でしょうか?
SES企業には悪い評判も多く、中には「SES企業を紹介しない」ことをアピールしている企業もあるくらいです。
この記事を読んでいる方の中には、SES企業への就職に不安を感じている方も多いのではないでしょうか?

今回はSESに不安を感じている方のために、SESに就職するべきではない理由とオススメなエンジニアの働き方についてご紹介しますね。

では前置きはこのへんにして、早速はじめていきましょう。
「SES」とは?

「SES」とは?
「システム エンジニアリング サービス」の略で、客先のオフィスに常駐しながらシステムの開発・保守・運用などを行うエンジニアのことを指します。
SESの特徴
- 自社ではなく客先に常駐して働く
- 成果物の納品義務はなし
- 労務管理や作業指示に関わる権限は自社(派遣元)にあり、クライアント側にはない
- 基本的に残業や休日出勤はNG
- 業務内容は開発案件からそうでないものまで幅広い

SES就職は絶対にやめとくべき5つの理由

実際SNSなどでは、下のようにSNSに関する悪い評判が数多くみられます。
正直今の会社働きづらいし、給料ワーストで低くなったし、会社に飼い殺される未来しか見えない‥。
SES企業って時点で辞めとけばよかったなぁ‥。— たかっち/Arianator (@asuka_nax) April 8, 2020

SESに就職するべきではない6つの理由
- 働いてもスキルが身に付かず、市場価値が上がりにくい環境
- 常駐先がない期間は給料がカットされることも
- 偽装請負が起こりやすくブラックな労働環境が多い
- 年収は低い位置でキープ&昇給もナシ
- 年齢が上がるとクビになる可能性
①働いてもスキルが身に付かず、市場価値が上がりにくい環境
上記イメージのとおり、SESは多重下請け構造の下流工程に位置しています。
元請けの上流工程で「設計」や「要件定義」などを行うため、下流工程のSESには「誰でもできるような仕事がまわってくることが多い」構造になっています。

下流工程を担当するSESでは開発経験が積むことが難しいため、市場価値を高めづらい労働環境になっています。

②常駐先がない期間は給料がカットされることも
SESは企業間の契約によって成り立っているため、契約期間と契約期間の間に空白期間が生まれてしまうことがあります。
SES企業は社員を派遣してはじめて利益がでるため、この空白期間中のSES企業の利益は0になります。
しかしその間も社員に対する給料は支払わなければいけません。

「法律的に違法ではないのか?」と思いたくもなる話ですが、労働基準法上4割までの賃金カットは認められています。
労働基準法 休業手当(第26条)
会社側の都合により労働者を休業させた場合、休業させた所定労働日について、平均賃金の6割以上の手当(休業手当)を支払わなければなりません。
③偽装請負が起こりやすくブラックな労働環境が多い
SES企業は常駐先企業との間で、「準委任契約」を結ぶことによってエンジニアを派遣しています。
労務管理や作業指示を行うのはあくまでSES企業でなければならず、クライアントから直接残業や休日出勤を指示されることは法律違反となります。


④年収は低い位置でキープ&昇給ナシ
SESの場合、勤務経験10年以上のベテランエンジニアであっても年収相場は400〜500万円くらいが相場といわれています。

SESの年収が上がりにくい理由
- 会社に搾取される
- 上流工程に搾取される
- 単価が頭打ちになる
IT人材の派遣業界において1人あたりのエンジニア単価は、1ヶ月60〜80万円くらいが相場です。
そこから会社の利益分を引くことになるので、経験豊富なベテランエンジニアでも年収が500万円くらいで頭打ちになってしまいます。

⑤年齢が上がると自主退職を進められることも
SES企業では年齢に比例して、どんどん人材単価も高くなっていきます。
常駐先の企業としてはできるだけコストは抑えたいので、SESで年齢を重ねれば重ねるほど需要とのミスマッチが大きくなるという負のループに。
SES企業としても、派遣先が見つからず待機しているだけの社員は無駄なコストでしかありません。

いざ転職先を見つけようにも、それまでの実務の中で開発経験があまりないため転職も絶望的です。

SES以外のエンジニアとして働く3つの方法


- 自社開発企業のWeb系エンジニア
- フリーランスエンジニア
- 異業種の社内エンジニア
①自社開発企業のWeb系エンジニア
まず最初にオススメするのは、「自社開発企業のWeb系エンジニア」です。
自社開発とはその会社で独自のサービスを作っている会社のことで、有名なところでいうと主に以下のような企業があります。
自社開発型IT企業の例
- クックパッド
- 食べログ
- freee

自社開発企業のメリット
- 企画から開発まで幅広い工程に関われる
- タイトな納期に追われることがない
- まわりのエンジニアの技術レベルが高い
- 給料が高い
- 新しい技術や働き方をすぐ取り入れる柔軟な職場が多い


SESから自社開発企業を目指すのであれば、自社開発企業に多くの受講生を輩出しているプログラミングスクールに通うのが一番オススメです。

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②フリーランスエンジニアになる
続いてオススメなのが、「フリーランスエンジニア」です。
フリーランスエンジニアには「特定の企業に常駐する常駐型」と「リモート環境で働く在宅型」があり、各案件ごとに単価契約することになります。

またフリーランスエンジニアの大きな魅力は、選ぶ案件の内容によって「週2〜3日勤務」に抑えることが可能ということ。
プログラミングでメインの収入は確保しつつも、空いた時間で他の事業も育てていきたい人にとっては理想的な働き方を実現できます。
フリーランスエンジニアのメリット
- 収入アップ(年収1000万以上も可能)
- 定期的に開発現場を変えられるため、スキルアップしやすい
- 副業などの時間も確保しやすい

フリーランスエンジニアになる方法
経験者:フリーランスエンジニア向けの転職エージェントに登録
未経験者:フリーランスエンジニアを目指すプログラミングスクールで学習する
まず経験者の場合は、フリーランスエンジニア向けの転職エージェントに登録するのがオススメです。
フリーランスエンジニア専門のエージェント「Midworks」
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未経験の応募 | ○ |
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「Midworks」のメリット
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プログラミング未経験の場合、いきなりフリーランスになることは現実的ではありません。

フリーランスエンジニアを目指せるプログラミングスクール

③異業種の社内SEになる
最後は、「異業種の社内SE」です。
社内SEとは自社内のシステム管理やインフラの構築業務などを担当する人のことで、簡単にいえば「パソコンに関する社内の何でも屋さん」的な立場の人。
技術力の高さはIT企業ほど重視されないため、現時点であまりスキルがなくても福利厚生の整った大手企業に入社できる可能性が高くなります。

社内SEのメリット
- 安定感がある
- 決まった環境で長く働ける
- 納期がない


社内SE専門のエージェント「社内SE転職ナビ」
案件数 | 6,500件 |
費用 | 無料 |
未経験の応募 | ○ |
「社内SE転職ナビ」のメリット
- 紹介するのは、客先常駐のない案件のみ
- アドバイザーにノルマ制度がないため、丁寧に時間をかけて対応してくれる
- 20〜40代までの幅広い年代で使用可能
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社内SEになりたい方にとっては、とてもオススメな転職エージェントになっています。
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